二学期に入り、子供達は運動会の練習に忙しい日々を送っています。
現在のところ、運動会の練習→授業→運動会の練習を繰り返し、帰ってからはぐったりのアスカです。おまけに「子供は元気に外遊び!」がモットーの学校であるため、「休憩時間は晴れの日は全員外に行って何らかの運動をしなさい」と言いつけられているため、自称「文化系」のアスカは、大好きな読書やお絵かきもできず、一応皆と一緒に校庭に出るものの、敏捷な田舎育ちの子供達についていくことができず、一人で植物や昆虫採集にいそしんだり、校庭の隅で昼寝しているのだそうです。親としては、そういう話を聞いていると多少は不安になるものの、そのうち馴れるだろうと、長い目で見守ってやろうと思っているのです。
そんなある日、アスカが大きなバッタを袋に入れて持ち帰ってきました。
母「また、生き物を囲い込んで可哀想に!」
ア「いつもみたいに、すてたらあかんで!あずかりものやから!」と。
どうやら、たまたまご一緒した二年の先輩と一緒に校庭で大きなバッタを捕獲し、一緒に飼おうという話になったのだそうです。しかし、学校で飼うわけにはいかないので、先輩が「うちは無理やから、あんた持って帰って、また明日学校に持ってきて」と言われたのだそうです。しかも、バッタには「いちろう」という名前までついているのだそうです。
これはアスカが命名したらしく、「なんで、いちろうなの?」と聞くと、「そりゃ、かっこいいバッターやからやんか!」と、立派なおやじギャグできめてくれたのでした。
そして翌朝、先輩からお預かりした「いちろう」くんを恭しく虫かごに入れて持って行こうとするアスカに、ばーばが「バッタ一匹じゃ寂しかろう」と、朝から庭でつかまえた小振りなカマキリを一緒に放り込んだのだそうです。
こうしてアスカが「いちろう」くんとカマキリを入れた虫かごを教室の隅に置いておいたところ、なんと休憩時間中に様子を見たところ、カマキリが「いちろう」くんをまさに八つ裂きに近い状態にして、じわりじわりと食べていったらしく、その様子を教室で一同騒然となって見学していたらしいのです。
孫思いの婆の気持ちが災いしてか、大変な命の授業になった一日であったようです。
10169 : もうすぐオリンピック
5 時間前
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