2012年1月4日水曜日

02-179.映画初め

新年最初の映画に出かけてきました。

親の私達からすれば、アスカは普段の読書作品における明らかな食いつき度の違いから、戦争と恋愛物が大好物だと思っているのですが、わが妹からすれば「姉ちゃんは武士物と戦記物が大好物やから」と誕生日に「山本五十六」の映画ペアチケットをもらったのでした。折しも昨年12月で日米海戦70周年を迎える節目であったことから、「山本五十六 太平洋戦争70年目の真実」が公開されたのだそうです。

振り返れば、学校の歴史の授業の中における日本の近代史とは、激変する世界史とも絡み、学ぶべき情報量は多い割に、意外にもさらっと端折って教えられたという感があります。確かにこの時代については、今日も政治の場で引き続いて議論されているアジア諸国への侵略に絡んだ人権問題や平和憲法と国防の問題等デリケートな事情が絡んだものであるため、あくまでも客観的な事象だけを教えるに留められてきたようなところがあるのでしょう。

そんなわけで、山本五十六という人物像についても「海軍の偉い人」というぐらいの知識しか持たない状態で映画を見に出かけましたが、景気復興のために戦争を望む世論とこれを煽るマスコミ、世論に迎合してドイツとの同盟を締結し、やがてアメリカとの戦争に突入していく政局の変化がわかりやすく描かれていました。そのような状況の中で、組織の長としては選択の余地なく戦争に突入せざるを得なかったものの、常に平和を指向し、「講和」という戦争の終結ポイントを探し求め続けた山本五十六の生き様に感銘しました。

歴史とは後に様々な解釈がなされるものですが、それだけに様々なものを見て、感じるということが非常に大事なのだと思わせてくれた映画でした。

ちなみに作品中には、上司とともに山本のもとに取材に出向き、大本営発表を行う新聞社に勤務する若手記者と山本との対話の場面が登場します。「自分の目で世界をよく見て、聞いて、心で感じなさい」と山本は諭します。

わが国の近代史を次世代に誇りをもって伝えることができるよう、私も勉強していかなければなりません。

chie

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